糖尿病の予防・治療完全ガイド
誰にでもできる、はじめられる、糖尿病予防・治療のための第一歩

糖尿病に負けないための治療・予防情報を掲載

この『糖尿病の予防・治療応援サイト』では、糖尿病の予防・治療に真剣に向き合う人のための情報を、誰にでもわかりやすくまとめています。

治療の基本となる食事療法、食事療法を助ける漢方・サプリメント成分にかんする情報、取り入れたい運動療法などを中心に掲載。
糖尿病の種類と原因や、懸念される合併症なども網羅しています。糖尿病について理解を深め、ご自身や家族の治療や予防、患者の方を支えるために、このサイトを役立てていただければ嬉しく思います。

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自覚症状なく忍び寄る糖尿病

糖尿病とは、わかりやすく言うと血液中のブドウ糖が一定量を超えた状態となる病気です。

通常ブドウ糖は、細胞を働かせるエネルギーとして、血液を通じて体の隅々まで送られます。ですが糖尿病になると、ブドウ糖がエネルギーとして細胞に運ばれなくなり、筋肉や内臓を正常に動かすことができなくなるのです。

そのため全身を衰えさせ、悪影響を与えることから、糖尿病自体の症状よりも、「合併症の病気」と言われるほど、様々な合併症を呼び込む原因となることに、その恐ろしさがあります。

そもそも糖尿病に陥る原因とは

糖尿病はその発症の原因により、複数の種類に分けられています。

ですが、自己免疫性の疾患が原因となる1型糖尿病の方はごく僅か。ほとんどの方は、食べ過ぎや運動不足といった生活習慣が原因となる2型糖尿病と診断されています。

2型糖尿病は、血液中に一定以上のブドウ糖(血糖)が発生することで発症する病気です。血糖は通常、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンによって一定量にコントロールされています。ですが、大量のブドウ糖が血液に流れると、 すい臓そのものにもエネルギーが行き届かないため、インスリンを分泌する働きが低下。結果として、さらに血糖が高くなるという悪循環を生み出すことになります。

血糖値をあげないためにも、食事を中心とした生活習慣の改善、血糖値を極端に上昇させないようにする血糖値コントロールが課題となるのです。

糖尿病の初期症状

初期段階では自覚症状が少ないことも、この病気の驚異の1つ。
国内の糖尿病人口は、疑いがある人を含めると、男性の6人に1人の割合と言われていますが、自覚症状がある方は、半分もいないといわれています。

健康診断などで血糖値が高いと診断され、糖尿病予備軍であることを知っても症状がないため対策を怠り、すでに合併症を呼び込んでしまう場合も少なくありません。

以下のような初期症状の内、多少でも心当たりがある場合は、医療機関での診断を受けることをお勧めします。

よくある糖尿病の初期症状13
  • トイレが近くなり、尿の量も増えている

  • 喉の渇きを強く覚え、水をたくさん飲むようになった

  • だるい、疲れやすいなど、全身に強い倦怠感がある

  • ダイエットをしていないのに、体重が減ってきた

  • 足がつりやすくなった、転びやすくなった

  • 下痢や便秘を繰り返す

  • 目がかすみやすくなり、物が見えにくくなった

  • 手足の先にしびれるような感覚がある

  • 軽いケガや靴擦れに痛みを感じず、気付きにくくなった。傷の治りも遅い

  • 顔面神経痛で顔が動かしにくい

  • 突然汗をかきやすくなった(またはかきにくくなった)など、発汗に異常が見られる

  • 性欲が衰えてきた

  • 顔や体のむくみが気になる

糖尿病の判断基準値

健康診断などで行われる尿検査や、経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)と呼ばれる空腹時や食後の血糖値を測定する検査を受けることで、糖尿病の診断は行われます。

日本糖尿病学会が定めた、糖尿病にまつわる3つの数値の正常値基準は以下の通りです。

空腹時血糖値の
正常値
100mg/dl未満
食後の血糖値の
正常値
140mg/dl未満
HbA1c正常値 6.2%未満

この数値を基準に、空腹時血糖値が126mg/dl以上、またはブドウ糖負荷2時間後の血糖値が200mg/dl以上のいずれかである場合は糖尿病として診断されます。

また、空腹時血糖値が110mg/dl以上、またはブドウ糖負荷2時間後の血糖値が140mg/dl以上の場合は、いわゆる糖尿病予備軍と呼ばれる状態です。

それぞれにはより細かい数値が設定されていますので、自分はどの段階にいるのか、理解をしておくことが必要といえます。

糖尿病の予防・治療の基本
食事療法

糖尿病の予防・治療に欠かせないのが、食事療法。

高血糖は食事で取り入れた糖質や炭水化物が原因。
その根本をコントロールすることが、糖尿病の症状悪化を遅らせ、合併症を予防することにつながる必須項目と言えます。

基本的な考えは、1日の摂取カロリーを、運動で消費するカロリー内に抑えるということ。

1日の適切なカロリーの摂取量は、性別、年齢、肥満度といった身体的条件と、日常生活・スポーツによる身体活動量、血糖値、合併症の有無などのデータを基に決定されています。

成人のカロリー目安は、標準体重×身体活動量で算出され、通常、成人男性では1400~1800キロカロリー(kcal)、女性では1200~1600キロカロリー(kcal)程度です。
標準体重は身長(m)×身長(m)×22で算出できます。また、身体活動量の目安は下記の通りです。

身体活動量の目安(体重1kgあたり)
  • 【軽疲労】
    デスクワークが主な人主婦など
    25~30kcal

  • 【普通の労働】
    立ち仕事が多い職業
    30~35kcal

  • 【重い労働】
    力仕事の多い職業
    35kcal~

例えば、身長160cmで、デスクワークが中心の方の場合、標準体重は1.6(m)×1.6(m)×22=56.3kgですので、1日の適正エネルギー摂取量は、56.3(kg)×28(kcal)=1576kcal。
つまり、1日1576kcalを下回る食生活をする必要があるのです。

ただし、単に摂取カロリーだけを気にするだけでは、正しい食事療法とは言えません。血糖値を安定させるためには、急激な血糖値の上昇は禁物。それによって、食べ方や食材にも、気を使う必要があります。
基本的なカロリー計算の方法や、食品を単位として捉える食品交換表の使い方など、糖尿病の食事療法のために、欠かすことのできない知識をしっかり身に付けましょう。

とはいえ、食事療法は続けなければ意味のないこと。できる限りストレスを溜めないために、適度に手を抜いて行っていくのがポイントです。糖尿病の予防・治療は一生の課題ですので、自分自身の最適なやり方を見つけることが、重要だといえます。

注目すべき漢方・サプリメントの成分

食事療法を長く続けるために注目を集めているのが漢方薬やサプリメント。

すぐに食事を改善するのは難しい、より効果を高めたい場合のサポート的に取り入れる方が増えています。

糖尿病の予防・治療効果があるとされる漢方やサプリメントについて、基本情報や血糖値への働き方、成分をわかりやすく解説しています。

もちろん、これらの成分を取り入れれば、食事制限はしないで大丈夫というわけではありません。あくまでサポート的な意味合いではありますが、良いペースで食事療法を進めるための参考にしてみてはいかがでしょうか。

食事療法と共に行いたい運動療法

糖尿病の治療は、食事療法だけでなく運動療法もポイントとなります。
運動が糖尿病の代表的な原因である肥満を改善するのは周知の事実です。

長期的な改善効果の他にも、運動をすることで、体を動かすエネルギー源として血糖が使用され、血糖を下げる効果にも繋がります。

また、運動を定期的に行うようにすると、筋肉や脂肪などの細胞が持つブドウ糖をエネルギーに変換する能力が高まり、糖を溜めにくい体になるのです。

ただし、糖尿病の改善方法として重要な位置を占める運動療法ですが、血糖値が高くなる種類や合併症の有無によっては、運動が体に害を与える場合も。
運動療法に入る前に医師へ相談をし、隠れた合併症がないかどうか、運動で注意すべきことはないかなどを確認するため、メディカルチェックを受けると安心です。

糖尿病の運動前に受けたいメディカルチェック

問診

病歴、家族歴、自覚症状のチェック

診察

循環器系、運動器系、感染症などのチェック

臨床検査

血糖、尿糖、グリコヘモグロビン、
血中脂質などのチェック

X線検査

胸部(心臓部、動脈硬化)などのチェック

心電図

安静時、負荷時のチェック

合併症

網膜症、腎症、神経障害などのチェック

また行う運動についても、軽すぎても効果がありませんし、体に負担をかける無酸素運動では逆効果。適度な負荷をかけつつ、目標時間続けられるバランスの運動をし、より高い効果を目指すために、知識を身につけていきましょう。

病院で行われる糖尿病の治療方法

糖尿病の予防や治療のため、食事療法や運動療法を取り入れることは大前提。
その上で、さらに症状が悪化した場合などは、病院での治療を受けることとなります。

病院での治療方法は、主に薬物療法、インスリン注射、外科手術の3種類が挙げられます。

  • 薬物療法
    ヤクブツリョウホウ

    糖尿病の薬物療法に使用される薬には様々なタイプがあります。

    インスリン分泌量を高める薬や、インスリン抵抗性を改善する薬、小腸でのブドウ糖の分解・吸収を阻害する薬など、病状に合わせて1種類~数種類を組み合わせて用いることが一般的です。

    処方薬には高い血糖値の改善効果が見られるものの、その反面、懸念される副作用も強いものとなります。

    どのような作用・副作用がある薬を服用してるのかを理解した上で、体に異常が現れた場合は、すぐに医師へ相談をすることが重要です。

  • インスリン注射
    インスリンチュウシャ

    血糖値コントロールに欠かせないインスリンを、注射によって直接体内へ取り込む治療法です。

    病院でインスリン注射の指導を受け、その後は自己注射をすることで、体内のインスリンを最良の状態にコントロール。
    以前までは、非常に強力かつ副作用のリスクのある治療法のため、最終手段的として捉えられてきましたが、インスリン製剤の進歩により、合併症の予防を目的に治療早期から導入が推奨されています。

    用いられるインスリン製剤により、使用方法の他、現れる効果や副作用にも大きな違いがあるため、医師からの指導に必ず従うようにしてください。

  • 外科手術
    ゲカシュジュツ

    糖尿病自体の外科手術は現在のところ行われていませんが、肥満症を外科手術により改善することで、体を正常へと近付けます。
    主に用いられる方法は、胃バイパス術や胆膵路バイパスといった、食べたものが十二指腸や空腸を通らないようにバイパス(迂回のための経路)を作る手術です。これらの手術を受けた2型糖尿病者は、術後すぐにインスリン値が向上して血糖コントロールができるようになったという実績があります。

    ただし、体内へ異物を埋め込むという非常に大がかりな外科手術となること、体への負担が大きく重篤な合併症が出ている場合に用いれないなど、大きな問題も残る治療方法です。

糖尿病で懸念される合併症一覧

糖尿病はそのものの症状よりも、合併症を発生させることにその恐ろしさがあります。
糖尿病が原因となる合併症は多数に及びますが、特に懸念すべきが三大合併症と呼ばれる3つの症状です。

  • 糖尿病性網膜症
    トウニョウビョウセイモウマクショウ

    日本では年間3000人が糖尿病により失明していますが、その原因の第1位がこの糖尿病性網膜症によるものです。

    網膜を通る血管は、高血糖の状態が続くと非常に脆くなったり、血管の一部に動脈瘤というコブができたりし、血流を阻害します。
    これが続くことで視力に異常を来たし、最悪の場合、失明に至ります。

  • 糖尿病性腎症
    トウニョウビョウセイジンショウ

    腎臓で中心的な働きをする糸球体は、毛細血管の塊であり、高血糖状態が長く続くと血管が劣化し、ろ過機構が働かなくなります。

    この状態が、糖尿病性腎症と呼ばれるもので、症状が悪化すると定期的な人工透析を受ける必要がでてきます。

  • 糖尿病性神経症
    トウニョウビョウセイシンケイショウ

    糖尿病性神経症は、大きく分けて末梢神経障害と自律神経障害に分けられます。

    末梢神経障害は、痛みや温度を感じる感覚神経や、手や足などを動かす運動神経に現れる障害です。
    一方、自律神経障害は、呼吸や循環、体温調整や消化、分泌など、無意識に行われている機能に障害が生じる状態です。

  • その他の合併症

  • 糖尿病性大血管障害
  • 糖尿病性昏
  • ケトアシドーシス
  • 糖尿病性足壊疽

糖尿病の疑問解決Q&A

免責事項

このサイトは2015年5月に個人で調査をした内容を掲載しています。
記載されている方法で糖尿病の症状が改善することを保証する意図はありません。
血糖値に問題のある方は、必ず一度医師に相談するようにしましょう。

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