糖尿病の予防・治療完全ガイド
誰にでもできる、はじめられる、糖尿病予防・治療のための第一歩

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洗面台の歯ブラシの画像

糖尿病は「合併症の病気」ともいわれ、様々な合併症のリスクを伴います。

ここでは、糖尿病の合併症とされる病気のうち、このコーナーでまだ解説していない合併症について解説したいと思います。

抵抗力低下で招く合併症

糖尿病は、発症すると体の抵抗力が弱くなるため、ウイルスや細菌に感染しやすくなり、肺炎や膀胱炎・皮膚炎など、様々な感染症を起こしやすくなります。

また、発症すると悪化しやすくなるほか、健康な人には無害な菌でも感染症を起こすことがあるため、注意が必要です。

さらに、感染症にかかるとインスリンの働きを阻止するホルモンが分泌されるため、高血糖状態がさらに高まり、糖尿病も感染症も悪化していくとう悪循環が生まれます。

健康な人と同じ感覚で過ごすのではなく、血糖コントロールをきちんと行いながら、ストレスを溜めない規則正しい生活を送ることが、感染症による合併症の予防につながるのです。

糖尿病と歯周病

糖尿病の人が歯周病になりやすいということは、以前からよく言われていました。歯周病は三大合併症といわれる腎症・網膜症・神経症についで発症しやすい糖尿病合併症です。

歯周病は、歯肉の境目にある歯周ポケットに入り込んで繁殖した嫌気性細菌の感染によって引き起こされる慢性炎症性疾患です。発症や進行度合いには、遺伝的因子や環境的因子などに加え、体の抵抗性が大きく関っています。

つまり、糖尿病で体の抵抗力が弱くなると、歯周病も発症・進行しやすくなるということです。

糖尿病の人は、糖尿病でない人に比べて2倍強の頻度で歯周病が起きやすくなり、重症度も高くなると言われています。

糖尿病の罹病期間が長くなるほど、歯周病の罹患率も高くなりますが、特に血糖コントロールがうまくいっていない人は、歯周病がより重症化しやすいので注意が必要です。

白内障と緑内障の早期発症

白内障は、目のレンズにあたる水晶体が白く濁ることで見えにくくなる病気です。加齢とともに発症しやすくなる病気ですが、糖尿病があると、発症が早まる傾向にあります。

糖尿病性白内障の特徴は、網膜に近いほうから濁りはじめること。明るいところほど、ものが見えにくくなります。

一般的な白内障では、人工のレンズを入れる手術を行うことで視力を回復させることができますが、糖尿病性白内障では、後発性白内障になったり、網膜症が発症するなど、術後も注意が必要です。

一方、緑内障は、視神経の障害によって視力が落ちたり視野が狭くなるなどの症状が現れるもので、治療をしないと失明にまで陥ることもある病気です。

糖尿病特有の血管新生緑内障は、糖尿病性網膜症で生じた新生血管が理由で、眼圧が上昇するために起こります。糖尿病性緑内障の場合、眼圧を下げる点眼剤では効果があまり出ないため、レーザー治療が中心となっています。

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