糖尿病の予防・治療完全ガイド
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外科手術

手術室の扉の画像

ここでは、病院で行われる糖尿病の治療方法のうち、外科手術について解説したいと思います。

糖尿病治療として行われる外科手術とは

最近注目されているのが、肥満によって引き起こされる2型糖尿病に対して肥満症手術を行うと、血糖がほとんど正常な状態に近づくという情報です。

肥満症手術は、胃を小さくしたり、栄養素を吸収する小腸の食物が通る経路を短くするといったもので、高度肥満者でも1~2年で40~50kgもの減量ができるとされています。

手術後には1日の食物摂取量が自然に減るため、大きなダイエット効果が生まれるのが特徴。そして、同時に筋肉細胞のブドウ糖輸送体も増えるため、全身のブドウ糖保持量も上昇し、インスリン感受性も劇的に改善することができるのです。

2型糖尿病は小腸の機能障害で起こる?

上記で述べたように、胃バイパス術や胆膵路バイパス術といった、食べたものが十二指腸や空腸を通らないようにバイパスを作る肥満症手術を受けた2型糖尿病者に関しては、術後すぐにインスリン感受性が向上して血糖コントロールができるようになります。

このことから、「2型糖尿病は小腸の機能障害によるものだ」とする学説も立てられているのです。

バイパス手術により食物が近位小腸を通らなくなることによって、2型糖尿病者が何らかの原因で障害を受けていた腸管ホルモンの働きが回復し、耐糖能を取り戻したと考えられる実験結果データもあります。

肥満症手術と2型糖尿病の関係を研究した論文を分析した結果として、術後に78%の2型糖尿病者が糖尿病診断条件から完全に外れ、血糖コントロールが改善したグループも含めると87%の糖尿病患者に改善が見られたというデータもあるようです。

どのような糖尿病患者が手術療法に向いているかや、どんな手術が治療に最適かといったことは、これから課題になってくると思います。しかし、糖尿病患者によって明るいニュースであることは間違いないでしょう。

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