糖尿病の予防・治療完全ガイド
誰にでもできる、はじめられる、糖尿病予防・治療のための第一歩

低血糖になるって本当?

金平糖の画像

ここでは、糖尿病に関するよくある疑問のうち、糖尿病低血糖症状についてまとめました。

糖尿病なのに低血糖ってどういうこと?

糖尿病は、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が高くなり、高血糖の状態が続くことを言います。しかし、糖尿病の治療中には、逆に血糖値が下がりすぎて「低血糖」に陥り、様々な症状があらわれることもあるのです。

低血糖は、血糖値が60mg/dl以下(または50mg/dl以下)になった状態を指しますが、血糖値が高かったり、急激に血糖値が下がったりすると、100mg/dl程度でも症状が出ることがあると言われています。

糖尿病は、本来なら高血糖が続くものであるはずですが、外部からインスリンを補充する治療により、低血糖に陥ることがあるのです。

インスリンが低血糖の原因になる

インスリンは、血液中のブドウ糖をエネルギーに変える働きをするホルモンです。

この働きにより、血糖値の上昇が抑えられているわけですが、インスリンの分泌量が少なくなったり、作用が弱くなったりすると正常なコントロールができなくなり、血糖値が下がらなくなってしまいます。

糖尿病治療では、インスリンが分泌されるよう促す薬や、インスリンそのものを投与することで、上がり続けている血糖値を下げるようにしています。

飲み薬とインスリン注射が薬物療法では使用されますが、服用することで内部からのインスリンの分泌力を強めたり、インスリン注射によって体外から不足するインスリンを補充することになります。

足りないインスリンを補うことで高くなりすぎた血糖を下げ、血糖値のコントロールをするというのが治療の狙い。

しかし、人が必要とするインスリンの量が常に一定というわけではないために、インスリンが働きすぎて血糖値を下げすぎてしまい、低血糖になってしまうことがあるのです。

低血糖の対処法はある?

低血糖に陥る原因には、様々なものがあります。食事の量が少なかった、いつもより遅く食べたなど、些細なことと思われるようなことでも、低血糖を起こしてしまうことがあるのです。

低血糖が起きてしまった場合、通常は冷や汗やめまいといった自覚症状が生じます。一度でも経験したことがある人は、サインが出たらすぐに対応できるように、体の調子に気を配りながら、次のような対処を行います。また、外出時はいつもブドウ糖や砂糖を持ち歩くようにしておくと安心です。

  • ブドウ糖、砂糖、ジュースなど、10~15gの吸収のよい糖質をとって安静にし、10~15分後に低血糖が改善されない場合はさらに同量を追加して摂取する。
  • 症状が治まったら、食事や炭水化物を食べるようにする。
 
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