糖尿病の予防・治療完全ガイド
誰にでもできる、はじめられる、糖尿病予防・治療のための第一歩

サラシア

サラシアを煎じたお茶

ここでは、糖尿病にいいと言われる「サラシア」の特徴や、どのように血糖値が下がるのかなど、その効果について解説します。

サラシアってどんなもの?

サラシアは、スリランカやインド・東南アジア・ブラジルなどの熱帯地域に自生しているデチンムル科サラシア属植物の俗称。糖尿病の特効薬としてスリランカやインドで古くから民間療法(アーユルヴェーダ)で用いられてきました。

このサラシアはつる性の多年性木本で、多様な種類があり、これまで世界で120種類以上が見つかっています。薬として利用されるものの他に、建材として利用されるものや、果実を食用にするものもあります。

薬として用いられる場合には、幹や根の粉末を煎じて飲むのが一般的です。ところが、スリランカの王族の使い方は、少し違っています。

食事の際、サラシアの幹や根をくりぬいて作ったコップに水やお酒を入れて飲むことで、糖尿病の予防と治療に役立ててきたのだとか。

そんな風に、数千年前以上も前から糖尿病の特効薬として用いられていたサラシアですが、その有効成分や効果が科学的に立証されたのは、近年になってからなのです。

サラシアの成分と血糖値への働き

近年の研究から、サラシアには血糖値の上昇を抑制する強い作用があることがわかっています。これは、サラシアに含まれる有効成分「サラシノール」や「コタラノール」などの効能によるものです。

これらの成分、「サラシノール」や「コタラノール」には、小腸でα―グルコシダーゼの働きを抑えて、二糖類が単糖類に分解されるのを抑え、吸収されにくくする働きがあります。これにより、血糖値の上昇を抑えることができるというわけです。

また、サラシアは糖尿病だけでなく、糖尿病の合併症にも効果を発揮します。

糖尿病の3大合併症は、網膜障害、腎臓障害、末梢神経障害だと言われています。眼・腎臓・末梢神経の細胞は、インスリンがなくても細胞内にブドウ糖を取り込むため、血糖値が上がるとブドウ糖がどんどん細胞内に入ってきてしまうためです。

血糖値が正常な状態では、細胞内に増えすぎたブドウ糖は酵素の働きによりソルビトール(糖アルコールの一種)に変換され、さらに果糖へと変換されていきます。しかし、血糖値が高いと果糖への変換ができなくなってしまうのです。

そのため、神経細胞の中にソルビトールがどんどん蓄積されていくことになります。ソルビトールが増えると細胞内に大量の水が呼び込まれて、細胞の壊死につながることに…。

サラシアに含まれるマンジフェリンやトリテルペン類は、ブドウ糖をソルビトールに変えるアルドース還元酵素を阻害する作用があります。これにより、合併症を予防することができるというわけですね。

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